DC色々体験記 2002年7月

 

7月某日 ATAMI(日本料理店)

当地では意外にもまっとうな日本料理を出すモノが多い中、店内に中国人スタッフしかいない、よく分からない日本趣味にあふれた内装のこの店は、何かやってくれるんではないか、という期待を裏切らなかった。刺身定食を頼んだら、30切れくらいの大量の刺身が、すし桶に並んで出てきた。ヘンな形の貝(刺身で食べられるの?)もふんだんにあって、食べきれない。タイ米が半分混じっている?気がするライス。レンゲが添えられたみそ汁。時間が経って来るにつれ、ぬるくなってくる刺身。食後の何とも言えない後味の悪さだけが印象に残った店。まっとうな日本料理店が多い中、貴重な存在である。

 

7月某日 アナポリス観光

DCから離れているか、と思いきや、ハイウェイとばして1時間ほどで到着。近い。1780年代の一時期(数ヶ月)首都であったというメリーランド州議会を見学。議事堂は簡単な金属探知器のチェックだけ出入り自由。現在の州議会の上下院をみて楽しかった。その他、ワシントンがスピーチしたという旧議場も当時のまま(演説した位置に人形が服装まで再現して立っていた)、やや暗いこともあり、歴史的な場所なのだ、という気がしてくる。

このほか40分のアナポリスの湾内クルーズ。40分ずっと放送が流れているという典型的な観光客向けのもの。7ドルでの時間つぶしにはよいか。観光地で観光客が結構来ているのに、見るモノはたいしたこと無いので、やや不思議な感じがした。海軍の学校なども有名だが興味がないのでクルーズの船上から眺めただけなのだが、見るべきだっただろうか?大きな見落としがあるのではないかという不安が残った。

   

7月某日 NY

車で行ったが、渋滞で5時間近くかかり、へとへとになる。 

実質1日半で、セントラルパーク散策、メトロポリタン美術館(ゴーギャン展)、SOHOのギャラリー(知人との再会)、ミュージカル「contact」など。

ゴーギャン展は、彼独特の、屈託がないと見えて、実はあるような気もするタヒチでの絵の他に、そこに至るまでの彼の作品が系統的に並べられていた。

SOHO散策。日本人の多さ。一目見て日本人、と分かってしまう彼(女)ら(自分も含まれる?)の服装は何故だろう。

「コンタクト」は評判のミュージカル。でもちょっと空席があったけど。8月いっぱいで終わりになるようで、歌もダンスもうまい彼らは、また職探しに奔走するのか、と厳しいNYのショービジネスに思いを寄せる。

 

7月某日

午後ポトマックミルズ(ショッピングモール)へ。大きな建物が一つあるのではなく、大型郊外店の集積場と言う感じ。ikea(アキアと発音)という家具店は楽しかった。2階では全ての商品が実際の家のように飾られており、部屋に置いたときの感じ、と言うのがよく分かるレイアウト。グラス類等の小物類も安いのでつい色々と買ってしまう。

 

7月某日

 スターバックスに低脂肪乳などの選択肢の他に、soymilk(豆乳)というチョイス(40セント高いけど)があるのを初めて知る。日本でもあったっけ? 「トールサイズソイラテプリーズ」で事は足りる。英語は生活しているだけでは上手くならない。