DC色々体験記
2003年7月5日 Boltimore観光
7月5日 ボルチモア観光
3連休はDCをでるという「新年の誓い」が、NY旅行が事情によりキャンセルになったため守れなくなる危機に。急遽ボルチモア旅行を計画。
午前10時にDC発。10時50分には到着。やはりボルチモアは近い。野球場でチケット(45ドル)を買って11時に美術館着。
美術館はそれほど規模は大きくないが、マチスの充実したコレクションに加え、Miro, Knadinsky,
so, Chagall, Cezanne, O'keeffe, Dubuffet,
Leger, Klee, Ernst, Weber, Gogh, Monet, Milletなどなどの有名作家の質の高い作品が集められている。これに比べれば、日本の国立西洋美術館、近代美術館などは、到底この質の充実ぶりに追いつけない。ピカソの”Mother and Child(1922)”の美し
さ、色を重ねて輪郭を消し、最後に1本の輪郭線。息を止めて描いたような線の緊張感とバランスは古典回帰時代の名作。マチスも若い時代の作品から円熟期、晩年まで、彼の変遷がわかる作品群の迫力。現代美術コーナーは近代のコーナーとは一転、天井の高い展示室でのゆったりした空間。贅沢な構成。アジア美術は1室のみで、ほぼ中国の陶磁器だけだが、明朝の仏像が一体飾られてあり、これがなかなかのもの。
とにかく質の高さに感激・感動。本当にここはボルチモアかと思う(ボルチモアには悪いが)。リッチモンドのヴァージニア州美術館の時も同様の感想を抱いたことを思い出した。
公共事業博物館は、あまりの展示の貧相さに驚いた。2ドル50セントの入場料すら高く感じる。水道の濾過の仕組みをパネルで見てもねえ。市の公共事業関係部局が管理しているとのことで、さすが役人仕事だと納得。
4時半に水族館に着いたら、入場制限をしており7時半まで待つとき聞き断念。本屋で時間を潰し、夏休みの読書コーナーで「ソフィーの世界」を購入。バカンスでの課題とすることに。
7時野球場へ。ブルペンで先発投手のピッチング練習を見てから席へ。今回は1塁ベンチ後方の前から10列目。選手が近くて楽しい。
今回のお目当ては、相手のブルージェイズの3番Wells(HRリーグ5位、打点2位)(写真はショートフライの瞬間)、4番Delgado(HR,打点共に1位!)のア・リーグNo.1のクリーンナッ
プ。二人とも雰囲気を持っているが、この試合ではオリオールズ先発のポンソンに二人ともタイミングが合わずノーヒット。Delgadoは見送り三振など真に当たる当たりは一本もなく残念。対照的にオリオールズは4番コーナインが2打席連続本塁打を含む3安打。3番MORA(現在イチローを押さえ首位打者)は4安打。この差がスコアにも出て9対2でオリオールズの完勝。結構点を取り合った試合であったが、テンポが良く試合時間は2時間30分。野球観戦はいいなあ、と思いつつ帰路についた。