DC色々体験記 2002年6月
6月某日 オリオールズーマリナーズ戦観戦(ボルチモア)
ボルチモアの球場へはDCからは車で45分ほど。駐車場がみつけられるか不安だったが、球場に行きそうな雰囲気の前の車について行ったら幸運にも到着。途中「貧民街」のようなところを通過。路上に子供や大人(殆どが黒人)がたむろしている。こんなところがあるのかと、驚いた。まあ、「野球場の近く」というのは、大抵町はずれのちょっと危ないところにあるようで。駐車場は7ドル。球場まで5分ほど歩く場所。
試合会場へは7時半に到着。日本人はビジターチーム(マリナーズ)の応援のはずなのに、大勢ホーム側、ライトスタンド(=イチローの見える場所)に。球場全体がオリオールズファンという感じで、場内アナウンス、掲示も当然ながらオリオールズびいき。マリナーズのバッターが2ストライクにおいこまれたら、掲示板に「このオリオールズファンの声を聴け!」「手をたたけ!」などの表示。それに併せて盛り上がるファン。マリナーズやりづらかろう。試合はイチローの盗塁、初得点などでマリナーズが8回表終わり3−2でリード。8回裏を長谷川が締めて、9回に佐々木登場、これで終わり、と思いきや、セカンド内野安打にバント処理エラーからみ無死2,3塁、敬遠の後サヨナラヒットという、劇的な幕切れ。オリオールズファン大盛り上がり。10時前に終了。
帰りは道が分からず不安であったが、駐車場から出て行く車について行ったらこれまた幸運にも高速に乗れた。ラッキー。帰りの高速は車が多かったが皆70マイル平均でとばしていて、10時半の出発から、30分かからず高速を脱出。でもそこから同じくらいかかった。11時半に自宅に到着。
6月某日 グレートフォールズへピクニック。
DCからわずか40分ほどのところにある自然。恵まれた環境に感動。気軽に楽しめるのであれば、ピクニックなどもいい、と思ったインドア派の自分。日本だと周到な計画が必要な一大イベント、という感じだったけど、などと思いつつ。
グレートフォールズはすばらしい。川幅が広く水量も結構あるのに、滝になっているというのは、平野の少ない日本では見られない地形である。北海道あたりなら可能?。川ではカヌーで滝登りに挑戦する人々も。カメラ片手に衝撃的映像がとれないか、と不謹慎にも思う。
芝生の上で、キャッチボールやフリスビー。なんとアメリカ的な休日。
6月某日 映画鑑賞
映画”About a boy”観るも字幕分からず途中で寝る。事前に人から聞いた大まかなストーリー、断片的なせりふ、映像でおおよそストーリーは分かるが、周囲がげらげら笑っている中で一人笑えないのは寂しい状況であり、ストレスである。
6月某日 ナショナルギャラリー
ナショナルギャラリー東館。思ったより展示数は少なく、広いスペースをゆったり使っている感じ。ピカソの作品に感動。写真も撮り放題だけどいいんだろうか。
6月某日 DCツアー
アーリントン墓地、タイダルべースン(日本から90年前に送られた桜があるところ。原木がまだ数本生きている)、リンカーンメモリアル、ホワイトハウス(外から眺めるだけ)、ユニオンステーション、航空宇宙博物館などを回るツアーに参加。写真はアーリント
ン墓地の衛兵の交代式。さすが軍人、ロボコップ見たく、感情のない生き物となっているかのような、機械仕掛けの完璧なセレモニーであった。お金取ってもいいんじゃないか。
アーリントン墓地は、現在は基本的に決まった規格の墓石しかダメとのことで、整然と白い墓石が並んでいる姿は美しい。
1日中、強い日差しの中ぐるぐると回ったおかげで、一通りのワシントン観光案内はできるはず?