DC色々体験記 2003年11月某日 

NY日帰り旅行(通算10回目、今年6回目)

 

11月某日 NY日帰り旅行(通算10回目、今年6回目)。

朝7時DC発、友人と交代で運転しつつ11時半NY着。DCもそうだったが、11月なのに75度(摂氏=約25度)の暑さ。人々は皆半袖。歩き回るにのにいい天気。今回の目的は、ミュージカル「Latin Madness」と今月末のオランダ旅行に備えてメトロポリタン美術館のゴッホとレンブラントの作品を楽しんでくること。

 

ミュージカル「Latin Madness」は、Bronxの真ん中、149stの市民センターのようなところが会場。ビビリながら向かうも昼間なので結構安全。ミュージカルは「サルサ」を中心にこのルーツ、影響を与えた多種多様の音楽、ダンス(Rumba, Pleana,,etc)のトップダンサーによるダンス(コミカルなダンスも含め)を一通り楽しめる。ストーリテラー役の2人のコメディアンの喋りもとても面白い(、、ようだったが実は英語が分からず。客は大受け)。ダンサーでは、男性ではJuan Matos。何やっても独特の関節の動きと間合いが光る。Nelson FloresMarioBなどもスマートで、グループダンスなどはいいけど、やや個性に欠けるか。女性陣はよく名前が分からないけど、コングレスでもよく見る面々。BIOが載っている写真付きのガイドブックで顔と名前を覚えられて良い。音楽もライブバンドの演奏は迫力。

 あえて難を言えばターゲットとする客層がかなり狭い。サルサに馴染みのある人には100%満足のいく内容であることは間違いないけど、いざサルサを知らない自分の友人に勧めるかというと、ちょっと疑問。

 というわけか、実際客の入りも少なく、3週間前に予約したら最前列の真ん中の席。マチネーとはいえ全体でもわずか3割の入り。最後に出演者が舞台から、「明日は最終日だけどご覧の通り席はまだ空いているから友達、恋人、親兄弟、元恋人、元友人、みんな連れてきてくれ!今日のチケットを持っていれば50%offにするから」と言っていたほど。ブロードウェイへの道のりは遙か彼方、、、か。

 

メトロポリタン美術館はゴッホ、レンブラントに絞ってみても、各20点ずつくらい有り、あっという間に1時間半。セザンヌももっとゆっくり見たかったけど。作品の多さ、そしてその質の良さにメトロポリタンの凄さを再認識。なんでたった100年でここにこれだけの作品が集まるのか、、、。駆け足で見たフィリップ・ガストン展もスバラシイ。作風が年と共にガラリと変化するタイプで、系統的に並べてみると年齢と共に枯れてくる様子が分かって良い。これが枯れずに逆の変遷(年齢と共に脂ぎってくる)だと面白かろうなどと思う。

 

 美術館の中で、レンブラントの筆遣い、ゴッホの気迫こもった1つ1つの点(隣のスラーの点描画の1つ1つの点と比べてみると面白い)を20センチの間近に見て、写真をバシバシ撮る(フラッシュ無しなら撮影OK)幸福。オランダも楽しみだ。もうちょっと予習しないと。

 今回の食事は昼は「蕎麦屋」。1年半ぶりのそば湯。そういえば、そば湯ってあったよなあ。夜はNYの先輩と「伊勢」でちらし寿司と肉うどんのセット。20ドルの割に刺身の質がDCより格段に良く感動。NYでは米国人に媚びない日本と同じ料理が食べられるな、と。

 

  夜10時NY発。深夜2時半DC着。時間も上手く使い、満足度の高い旅行だった。あと5ヶ月で4回!(2003年10回NY!の目標は、「2004年5月の離任まで10回」に下方修正)。

 

(おわり)