VenMackeyのつぶやき 〜その20〜

8月19日(日)です。
昨日は、近所で花火大会がありました。

午後7時、突然、耳から進入した高周波の波長の数百の群が、頭の中を駆け巡ったと思ったら、続いて、いくつもの低周波の波長が、腹の底に響き渡り、何だ何だ、大勢の魑魅魍魎が、一度に僕めがけて押し寄せてきたような思いにさせる一瞬でありました。
花火大会の幕開けです。
これ、僕にとっては初めての体験です。
こんなにすごい爆音、今まで聞いたことがありませんでした。
今までに聞いたのは、せいぜい、僕の散歩中に横を通り過ぎるトラックかバイクの騒音でした。

おまけに今夜の爆音は、断続的に1時間以上も続くんです。
最後の頃は慣れちゃいましたけど、こんなことをする人間ってなんか変。
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この日(8月18日土)は、朝から雨模様でした。
朝、いつものように、ゆみゆみさんに首輪にリードをつけてもらい、一緒にドアの外に出ました。
さあ、階段を降りて、と体勢を整えた時、ゆみゆみさんが固まってしまいました。
そして、そのままドアの中へ・・・、僕は訳がわからず、ごく短い散歩を終えたのでした。
なんと、雨が降っていたのです。
この日は、夕方までこんな天気で、僕にとっては、最悪の日でした。
涼しくって、散歩には絶好の気温だったのに・・・。
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午後6時半頃、ゆみゆみさんととむまっきぃが、僕を散歩に連れ出してくれました。
なんだか荷物を持っています。
雨は降っていませんでした。

建物の外に出ると、なんかいつもと雰囲気が全然違っておりました。
いつもは、ときおり人や車とすれ違う程度ですが、この時は、大勢の人が歩いていました。
色とりどりの浴衣を着た女の人たちや、両手にいっぱいの荷物を持った男の人たち、はしゃぎまわって人々の間を駆け抜けてゆく子供の人たち・・・みんな、河原の方へ向っていました。

これらの人たちを避けるように脇道を通りました。
いくつかあるコースの一つです。
誰も歩いていませんでした。
いつものようにオシッコもし、慣れた足取りで歩くことができました。

やがて、メリーちゃんの住むHさん宅に差し掛かりました。
いつものように通り過ぎようとした僕ですが、なんと、ゆみゆみさんがHさんちの庭へ続く通路に入って行くではありませんか。
メリーちゃんに会える!と思った僕は、急いで後についていきました。
そこには、美味しそうな臭いが充満していました。
6〜7名の人がテーブルを囲んで食事をしています。
バーベキューです。
ゆかいな仲間達です。
メリーちゃんもいます。
でも、以前知り合ったマミーおばさんはいませんでした。 臭いだけはするのに・・・?

少しして、恐怖が始まりました。
冒頭に書いた花火大会が始まったのです。
僕とメリーちゃんは、訳がわからず、ゆみゆみさんとHさんのおばさんの所に一目散に駆け寄り助けを求めました。
あの「ドーン」という腹に響くような音や、「バリバリバリ」という妙に癇に障る音が一時間以上も続いたのです。

でも、いいこともありました。
あの懐かしいマミーおばさんの臭いのするNさんのおじさんに抱いてもらったり、Hさんのおじさんに追いかけられたり(?)・・・あと、Hさんのおばさんにお肉を食べさせてもらったり、メリーちゃんちの階段の上り下りもさせてもらいました。

家を出る前、食事をしてたんですが、このとき食べたお肉の味は格別でした。
メリーちゃんっていつもこんなに美味しいの食べてんのかなぁ?
花火が終った後も、バーベキューは延々と続き、人間達は、いつまでもいつまでもしゃべり続けていました。

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更新日 : 2002/03/10 .