DC色々体験記

2003年4月

 

4月某日 今月の3連休でトロント行き決定。チケットをぎりぎり2週間前に押さえ、1日違いで約200ドル助かる。日程をトロントの友人と詰めに入る。

 

4月6日

今日から夏時間。時計の修正が面倒だ。

米国議会で成立間近の「戦時補正予算」の中に入った航空業界支援、約30億ドルなり。大手航空会社拠点の州(都市)出身の議員が応援に回る一方、反対に回るのが共和党の財政保守主義(=小さな政府信奉者)で、しかも大手航空会社の値引き合戦等によって路線を減らさている田舎の州の議員(例えばアリゾナ州のジェフ・フレーク下院議員)である事を知る。業界の有無が賛否の決め手。わかりやすい政治!

家の近くに満開の桜。ズームでとると、どこの桜だか解らない。世界のどこでもまぶしく美しい。イラクにも桜は咲くのだろうか。

 

4月某日 イラク戦争もほぼ終わり戦後復興の話に焦点は移りつつある。日本の「産業再生機構」も日本で存在意義がないのであれば、イラクに持ってきたらどうか、とふと思う。

 

4月某日 一気に暖かくなりレストランでも外で食事をする人が増えてきた。昨年来たばかりの時に、車が走り回り、人がせわしなく往来する路上でよく飯が食えるなと思ったものだが、今は何の違和感なく座れる。これを「慣れ」と呼ぶのかもしれない。

 

4月17−20日 トロント・モントリオール、ケベック旅行

17日のトロントの気温は2度。ケベックには道端に雪が氷となって残っていた。久々に「摂氏・メートル法」を体感。

 

4月23日 トロントはSARSWHOから渡航延期勧告。その前に行けて良かった。

4月某日

トロント旅行での空白があったせいか突然の街の変化に驚く。

どんどん街が緑色になっていく。新緑の季節。

どんどん日が長くなっていく。8時まで明るい。

昨年4月30日、DCに着いたときが思い出される。緑多い街だと思ったっけ。

もう一年経とうとしている。あと1年。

右は同じアングルの4月6日と同28日の写真。3週間でこうなるのか。

 

4月某日 米中朝3カ国協議終了。戦争が”likely”ということで、話題は、戦争の場合の死傷者数にまで及び始めているDC。アメリカにとってみれば、イラクも北朝鮮も遠く離れた国という点では、全く同次元にあることを実感。

 

4月某日 最近始まったFOXテレビのデート番組。色違いの覆面をかぶった12人の男が一人の美女を争う、その名も「The Personality」。背格好こそ分かるものの、ルックスを隠して競う男達、「中味」での判断を迫られる女性。

やっぱり人間たるもの、地位や名声、外見を追い求めてすり寄ったりしてはイカンということだ、と納得しかけたところで

「進行役は、モニカ・ルインスキー」

貴様に進行役を務める資格があるのか!と視聴者の誰もが一喝しているはずだ。