DC色々体験記 2002年12月

 

12月某日 芸術鑑賞の一週間@ケネディセンター 第1弾

○五嶋みどり

大雪。この時期の6インチは30年ぶりとか。雪景色はきれいだが、車の運転が怖い。五嶋みどりを聞きにケネディセンターへ。前半の2曲、1曲目はスメタナのモルダウ。ナショナルフィルの演奏はいいぞ。2曲目の現代曲は、単調な感じがして、ちょっと。途中途中で音が止まる瞬間があったので、曲が終わったときに客が拍手していいのかどうかとまどっていた。

休憩後いよいよ生みどり。舞台に向かって左手の3階席(最安19ドル)は指揮者の左3mは見えないので、指揮者の左に立つ五嶋みどりが見えにくい。逆サイドにすれば良かった。

ホントに「ちっちゃい」(天才「少女」のままの)五嶋みどりだが、演奏はエネルギッシュで、体を前後左右に揺らしながらの迫力ある演奏に、紙切りの林家正楽を思い出した。彼女は一度も楽譜を見なかった、というかそもそも楽譜がない。50分の曲なのに覚えているのは当たり前? しかし会場の入りが悪すぎる、4割くらいしか入ってなかったはず。edgarの曲は初めてであったが、バイオリンソロの部分は良かった。50ドル出すのは躊躇するけど、19ドル+駐車場12ドルなら安いモノ。

 

第2弾 

Pilobolus Dance Theatre

現代舞踏。全く意味不明ではなく、シンプルな音楽を背景に、シンプルな舞台設定(背景は無し、衣装も簡素)で6人のダンサーが繰り出す身体表現。人間の持つ表現、特に2人組みの滑らかな組み体操といった趣の優雅なバイタリティ。隣の席の男性は「ワンダフル」を連発。

人間は二人だと一人の時よりも豊かな生き方ができるのであろうという感想。視覚の感動に加え、精神的な充実感を感じる。ダンス用の小さいシアターの2階席の最前列。25ドル。前の方で見たかった。

 

第3弾

○ボリショイバレエ「クルミ割り人形」

初のバレエ鑑賞。前半は眠かったこともあり余り印象にないが、後半の小気味よい短い様々なダンス。主役2人の伸びやかで、しなやかで、軽やかな躍動。細かい動き・タイミングの正確さは確かな技術に裏打ちされたものであることを否応なく認識させてくれる。チャイコフスキーの曲とのマッチぶり。あっという間に後半は終了。バレエって面白いなあ、と単純に感動。

1階席だが後ろから4列目の最左端。65ドル。観客はカップルか家族連れ。一人で来ていたのは自分くらい。できれば前の席で見たかった。

 

某日 クリスマスパーティー@my apartment

事前にパーティー慣れしたこちらの友人のセットアップ支援(飾り付け、テーブルの配置等)に感心。22名くらい来たが、結構なんとかなるもんだ。今回何も準備しなくて良かった。

 

某日 NFLレッドスキンズ戦観戦。

家から40分ほどでスタジアム到着。1時試合開始で、11時過ぎに着いたが、試合前の駐車場では、簡易コンロでバーベキューを楽しむ家族連れが多い。アメリカならでは。スタジアムは芝生が美しい。最上段で、やや選手の背番号がわかりにくいが、充分楽しい。

消化試合で、相手がテキサンズという新興チームということもあり、観客の入りは5割程度と空席が目立ったが、試合は一方的な展開。26−10でレッドスキンズ圧勝。勝てる試合で気分良く帰るという友人のもくろみは的中。

地元だけに99%レッドスキンズファン。ビジターの不利を感じる。

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