DC色々体験記 2003年12月

アリゾナ・ニューヨーク旅行(5泊6日)

 

12月29日 5日目 Sedona〜Phoenix、アイスホッケー観戦

 

この日は夜にフェニックスでアイスホッケー観戦があるが、それまでは予定なし。ガイドブックを見るもフェニックス市内の美術館は月曜休みなので、Sedona近郊のSinagua族の遺跡を2つ見ることに。期せずして「アメリカ原住民歴史探訪の旅」になった。

写真は左から、Tuzigoot全景と近景、Montezuma全景と近景、アイスホッケー試合。

 

Tuzigootは盆地に囲まれた平野の中央の小高い丘の上に作られた城のような遺跡。360°の眺望の暮らしは気持ちよかっただろうな、と。ここでも何故かマチュピチュが思い起こされた。

Montezma Castle遺跡は、川沿いに垂直に切り立つ30mほどの岩の壁の穴を利用して作られた城。美しさ。下から眺めるだけなのは残念。中に入れればいいのだが。

 

行きがけは夜明け前で分からなかったSedonaからPhoenixへ戻る途中の風景の変化は面白い。高度が下がるに連れ、Phoenixで見た長身のサボテンが姿を現す。その数無数。アリゾナ州の人口より多かろう、と思えてくるのはその人を思わせる造形の故か。

Anthemというoutletモールで冬用の帽子を買ったりしつつ高速をのろのろとPhoenixへ戻り初のアイスホッケー観戦。3階席の前の方で35ドル。会場(Grandale Arena)は出来たばかりで真新しい。バスケットと比べて観客は大人しい気がする。ゴール前に攻め込むと盛り上がり、大抵得点には至らないため「あー」とも「おー」ともつかない声で残念がる(ホッとする)、の繰り返し。サッカーみたいな感じだが、選手の動き、攻守交代は早い。騒いで目を離す暇がないと言うことか。楽しみにしていたホッケーに付き物の乱闘も小競り合い程度のもので終わった。 

 

残念ながら飛行機の時間が迫り、途中で会場を出る。この時点では2−1で地元Phoenix CoyotesNY Rangersをリードしていたが、後で逆転されたらしい。

気になったのはCoyotesの応援。チャンスになると「ウォーン」と犬の遠吠えならぬコヨーテの遠吠えをするのが、大の大人がやることか、という気持ちと「負け犬」を連想させて自分には気持ち悪い。

 

アリゾナ観光まとめ。

・砂漠=暑いは単純だった。でも砂漠、サボテンはイメージ通り。これは印象に残った。

Grand Canyonは一度は見ておくものだ。ナイアガラと同じ。

・人々は白人が多い。マイノリティは全然見ない。かなり棲み分けがされているようだ。スポーツの観客も99%が白人。東海岸では普通の「人種の多様なアメリカ」がここにはない。でもこれもアメリカの風景だ。

 

12月トップへ戻る

6日目(NY)へ