2月13日から16日 サンタフェ旅行

 

1日目(2月13日) 飛行機の遅れ 予想外のダラス観光 サンタフェへ

 集合早朝。集まった友人4名全て兄弟の構造が「女−男−女」であることが判明。珍しい。ダラス行きの飛行機が遅れ、乗り継ぎに失敗。走って乗り継ぎ飛行機のGATEに行ったのに、定刻前に、10名ほどの客を残して飛行機は去っていった。次の飛行機まで、ダラスで生じた4時間をダラス観光に当てるも、自分にとっては2回目のケネディ暗殺現場。前回この目で見て、オズワルドが教科書倉庫からケネディに命中させるのは無理だ、と確信したが、同行の友人は「できるんじゃないの」との言葉。人によって感じ方は違うものだ。3時過ぎの飛行機で、アルバカーキー着。レンタカーで進路を北へ、サンタフェまで僅か1時間弱。ホテルの感じはいい。サンタフェ中心からやや離れているもののその分安く1泊100ドル弱。

サンタフェが寒いのに驚く。冬で、しかも高地であるため、雪も残っているという結構な寒さ。日本人には、「サンタフェ=宮沢りえ写真集=砂漠で暖かい」、という図式があるだけに、寒さが身にしみる。考えてみたら、グランドキャニオンの時と同じ間違いをしていた。夜は地元人気料理店でのメキシカン。

 

2日目(2月14日) サンタフェ郊外観光

 朝から車を走らせ、サンタフェ郊外のゴーストランチ(写真左:オキーフが住んでいたところ)、タオス・プエ

ブロ(写真右:アメリカ先住民の居住区で、世界遺産)を回る。

ゴーストランチで、オキーフが若い頃住んでいた家があった。こじんまりした空間で、天井も低く、何かに包まれるような快適さ。外に広がる広大な大地との対比が印象的。

 ドライブはひたすら「何もない土地」(写真真ん中)を車で駆ける。こういうところだから、原爆の実験場も作りたくなるのかな、とも(本当の実験場はアルバカーキーの南らしいが)。リオグランデ渓谷は圧巻。写真ではその高さが伝わらないが、石を落としたら谷底まで10秒以上。自分が落ちたら人生を2度振り返ることが出来るだろう。

 タオスプエブロは、入場料を取る人がおらず、無料で観光。雲一つ無い冬の青空の下、雑然と生活感を醸し出しつつそびえるタオスプエブロは趣があった。「世界遺産の名に値しない」との声もあったが、まあ、ぎりぎり合格点じゃないか、という感想。

 昼はイタリアン。夜は創作料理の店。高いけどステーキ美味。

 

3日目(2月15日) サンタフェ市内観光、州議事堂!、市内眺望、オキーフ美術館、広場周辺、不思議な階段のある教会、最古の教会、最古の家、ロスアラモス研究所、ギャラリー巡り(閉まっていたけど)etc

 

サンタフェ市内観光。まず州議事堂(写真左)へ。日曜は閉まっているはずが、メディケア関係の法案の審議が遅れ、日曜開会とかで空いていた。上院本会議場を見学していると、職員のおじさんが「下へおいで」。言われるまま行くと、頼んでもいないのに色々案内してくれる。議長席にも座り、写真も撮ってくれる。下院も案内してくれて本当に親切。これが南部のホスピタリティというものだろうか。おかげで予定外に時間を食ってしまい、明らかに「ありがた迷惑」の表情を隠せない同行者に少し申し訳なく思いつつ、議事堂見学を堪能。

 その後、市内を一望できる丘へ行くも、一望に値する街並みでもないことが分かった。個々の家々は独特の土壁のような造りで統一されて美しいいるのであるが。

 その後はオキーフ美術館。これは失敗。オキーフの作品であるが、比較的新しい(97年の設立)ということもあって、ろくな作品がない。オキーフの住んでいた家を前日に見て期待感が高まっていただけに残念。有名作家だけに仕方がないけど。ちなみに写真左から2番目は、NYでみた「オキーフらしい」作品。

 続いて、不思議な階段のある教会(左から3番目)、最古の教会(一番右の写真)を見た後、車で1時間のロス・アラモス国立研究所。広島の原爆を開発したところで有名。やや義憤に駆られる内容の展示もあるが、原爆に対する冷静な意見の展示もあり、両論併記であったので許してやろう。冷戦の終結後、核開発の意義が失われて以降は、反対に核兵器の廃棄・処理技術や、その他バイオテクノロジーなども含め様々な事業(?)を展開しており、官僚組織の悲しさ・苦しさも垣間見える。

 再びサンタフェに戻り、サンタフェのもう一つのポイントであるギャラリー巡り、のはずも、日曜であったため4時過ぎには半分以上が閉店で、やや不満感が残る。なかなか余下げ名現代美術の作品もあっただけに。前日と皇帝を逆にすれば良かったとの感想。

 夜はギャラリーの多い通りにあるスペイン料理(タパス)。ウェイターの質の悪さも最後のパエリヤが美味しく満足。

 

4日目(2月16日 祝日) ターコイズトレイル、アルバカーキ観光

 朝からターコイズトレイルを通ってやや遠回りしつつ帰るも、「何もない土地」が続く。途中の鉱山後のゴーストタウン(が芸術家の村に転じた村)もさほどの印象はない。アルバカーキーでおみやげ屋等を周り空港へ。夜DC着。

 

感想:サンタフェは日本で言えば軽井沢か。しゃれた、落ち着いた大人の街だった。春か秋に来て、ギャラリー巡りをして、気に入った絵など買ったりして、夜は洒落たレストランで食事、、などしていると気持ちよかろうが、金がかかる。

 

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