DC色々体験記 2004年1月
2004年1月1日
昨年は新年の誓い(New Year Resolution)を立てた。「3連休はDCを離れる(達成)と、NYに10回行く(7回で終了)。今年は特になし。NYにあと3回行くのと、無事帰国、くらい。
午後、Last Samurai鑑賞。自宅から徒歩5分の映画館で、6ドル25セント。
これでいいの?というのが正直な感想。渡辺謙はいいけど。荒唐無稽で、感情移入できない。最後、官軍が死にゆく渡辺謙に土下座するシーンはこれでいいのだろうか。所詮はアメリカ人から見た日本、の視点を超えることは難しいのか。日本文化の根元はこれだ、などと思われると困るなあ、、と。Lost in Translationの方を今の日本だと思って欲しいもんだ。
夜、車のエンジンがまた掛からない。バッテリー切れ。2日朝AAAに電話して交換をお願い。87ドル。あと半年も使わないのに、、、。
2日〜9日い見た映画(DVD)と感想
・ロードオブザリング3、長い。・マスターアンドコマンダー、英語がさっぱり分からない。
・New York Stories(DVD) 3本目のウッディアレン最高。・アメリ(DVD)、面白い。アメリ可愛い。映画でしかできない映像の遊びがふんだん。
1月某日
イノウエ上院議員主催レセプションにて、ケリー国務次官補、イノウエ議員と握手できた。ケリーの手は異様に柔らかく、従軍経験があるとは到底思えない。
1月17日−19日 NYC旅行(通算12回目、昨年1月より8回目(あと2回!))
旅行中も思ったが、1年半色々旅行してきて、そろそろアメリカ周りもいいかな、と思う。アメリカを離れるときに、「もっと色々やっておけば、、、」と後悔するなんてことのないように、と頑張ってきて、一段落したという感じかも。あとはDCをゆっくり回りつつ残りを過ごそうか、とそんな気がしている。
1月23日
アイオワのコーカス(民主党の大統領候補予備選)終わる。予想外の結果に盛り上がるアメリカ。でも、何か割り切れない思いが残る。
事前予想では、「ケリー、エドワーズ、ディーン、ゲッパートが20%前後で横一線!」で、メディアは毎日電話調査を実施、「今日はディーンが3ポイント落ちて、ケリーに抜かれた!」といった調子で盛り上がっていた。
、、、で、蓋を開けてみれば「ケリー38%、エドワーズ32%、ディーン18%、ゲッパート11%。」どうしてこうも予想と結果が異なったのか、果たして事前世論調査には誤りはなかったのか、コーカス特有の事情があるとすれば事前予想すること自体には意味があったのか等、考えなくては山ほどあるのに、世間の関心は、選挙後のディーンの絶叫演説は彼にダメージだ、とか、次のニューハンプシャーでは云々、、、と既にアイオワのことは忘却の彼方、再び事前予想の嵐。似たような事が起きるのでは、と思うと同時に、どうせ3月になれば決まるんだから、いちいち日替わりのデーターを追う意味はないなあ、とちょっと呆れてきた。
ディーンが、負けた腹いせに「イェー!」と絶叫したことが話題。ちょうどこの絶叫の日が、かつてキング牧師が有名な「I have a dream」演説をした日であったことから、ディーンの演説は、「I
have a scream」演説と言われているらしい。
もう一つ、「絶叫調」というのはこの国ではあまり評判がよろしくないらしい。感情をコントロールできない人物は、大統領の資質に欠けるとの議論。日本はもう少し寛容であるような気がする。
1月某日
寒い。朝はマイナス10度だった。ポトマックも昨年に続き、凍っている。
DCに長くすんでいる人によれば、以前は「ポトマックが凍っているから見に行こう!」というほど珍しいことだったようだ。
(1月終わり)