DC色々体験記 2003年5月
5月某日 昨日はDC1周年。早かった、だけでなく、早かったけど色々あったなあ。という感想。まあまあ充実していた?
5月某日 日本のニュースは毎日ネットでチェックしているが、最近の「白ずくめ集団」が何故かいつも「白すずめ集団」に見える。白いすずめの着ぐるみをかぶった人の集団だったら、なんとも微笑ましいニュースなのに。でも実際そうだったら、白ハト集団との見分けは難しかろう。新聞サイトの1面が、白すずめだったり釣り針タマちゃんだったり、日本は平和なのだろうか。異国にいると、その辺のニュースに対する皮膚感覚というか、距離感が分からないんだよなあ、、。
5月某日 日帰りNY(通算8回目、今年4回目)
日帰りNY。午前7時にDCで集合。ルート95を真っ直ぐ4時間半、NYに着く。現地自由行動の言葉通り、友人と自分の計3人は、再集合時間を確認すると解散の号令と共に一斉に違う方向へ蜘蛛の子を散らすように去っていく。指令を与えられて解き放たれた忍者の如し。
自分は、2時からjoyceシアターでのLimon Dance Company。少し単調な部分があるも、身体というシンプルな道具と音楽だけで1時間半弱の構成を「見せる」力量はさすがプロ。その後チェルシー近辺を散策。今回の一番の感動は「チェルシーホテル」(写真中央の赤い建物)。ロビーに少しの間いただけだが、壁一面の現代美術作品、スバラシイ!!!。天井からピンクの女の子がぶら下がっているホテルはかつてあっただろうか。
かつての栄華を忍ばせる品の良いソファなどの家具も古びており、更に小さく、雑然としたフロントが、セキュリティの甘さ、サービスの低さを感じさせ、このホテルがもはや1流ではないことを示している。栄枯盛衰、NYの「歴史」を感じるホテル。
亀井俊介著「NY」(岩波新書)によれば、「23丁目がチェルシーの目抜き通りといってよい。その七番街と八番街の間にあるチェルシー・ホテルは、文学や芸術の愛好家にはよく知られている。一八四四年にアパートとして建てられ、一九〇五年にホテルとなり、マーク・トウェイン、O・ヘンリーといった作家や、サラ・ベルナール、リリアン・ラッセルといった芸能人が宿泊した。(中略」アンディ・ウォーホルの実験映画『チェルシー・ガールズ』(一九六〇年)は、ここを主な舞台にしている。」
夜は友人と韓国料理。うまい!。予定通り、10時再集合、深夜の高速を再び4時間半、午前3時DC帰着。
5月某日 自分の英会話教師で議会スタッフの女性が仕事を辞め実家のLAに帰るとのこと。曰く、カードローン7千ドルや教育ローンも抱えているのに、年2万ドルの給料(議会スタッフでも最低レベルだ)では暮らしていけない。仕事はなくなるけどLAに帰れば、”Quality of life”は高くなるから、と。1年で帰るけど、Capitol
Hillでの仕事はいい経験だった、とも。彼女が辞めてもその代わりの人間、政治の世界での仕事を夢見る若者は全国から集まってくる。給料は安く、在職期間は平均2年、ほとんどが2〜30代という議会スタッフの現実が垣間見える。
5月某日 DCのキューバ利益代表部の7名の外交官が国外追放。スパイ活動がその理由らしい。知り合いの書記官も入っていたのか?入っていなくとも、メール等は米国諜報機関に盗聴(盗視?)されていたとすれば、「キューバに行って来るね!」「行ってらっしゃい。」といった気楽なメール交換をして、その後キューバに行った自分にもCIAの監視の目が、、、、とそんな訳ないか。
5月某日 移動の多い1日。昼食にクラレンドンまで往復30分。午後アポイントで往復20分。夕刻レセプションは、ラッシュもあり往復1時間。アレクサンドリアでのsalsa lessonで往復50分。夜ZANZIBARまで往復40分。3時間20分も車に乗っていたのか。
5月某日 午前散髪。いつも行く近所の床屋は15ドルでカットのみ、洗髪はおろかひげ剃りも無しと実にシンプル。いつも毛だらけになってアパートへ戻りシャワーを浴びる、という順番。床屋へ入ると、ベネズエラ人の親父はいつも開口一番笑顔で「cut short?」。これに乗ってはいけない。日本人の固い髪質を分かっていない床屋は、髪の柔らかい西洋人と同様に3,4センチに切ってしまい、日本人はハリネズミのような頭に仕上がるから。必ず床屋ではDo NOT Cut Short! Just trim
side and back. I wanna keep my style!とハッキリ伝えなければならない。切る量が少なければ被害も最小限のはず。ただしこれに失敗するとこうなる。
片道1時間かけてLEESBURG outletへ。シャツ等をまとめ買い。バーバリーのコート、また迷ったあげくに買わず。
5月某日 映画「マトリックス2」英語が全く分からない。途中から聞こうという努力をストップした。アクションシーンはおもろかったけど。やっぱ英語はまだまだ。
5月23日〜27日 LA、ティファナ旅行
5月某日 母、叔母が2人で来週!DCに来ることに決定。Boston、NYCにも行きたいとのこと。慌ててアレンジを開始。