10月10日(金) ナイアガラの滝観光

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10月10日(金) 

朝5時半自宅発で7時半のレーガンナショナル空港(DCA)発のAir Canada便でトロントへ。9時着。ホテルでチェックインをすませてから、Grayhound(アメリカの長距離バス)でナイアガラフォールズへ(片道2時間。往復40ドル弱)。

 

ナイアガラ周辺は、滝を起点として下流へ5キロほどの川沿いが国立公園となっており、2000種の蝶がいる植物園や、様々なアトラクション(霧の乙女号、滝の裏側ツアー、ゴンドラでの滝鑑賞等)があり、端的に言えば何とか観光客にカネを落とさせようとする努力が伺われる。31ドルのパス(アトラクションを移動する周回バスのチケットと各アトラクション入場券付)購入。

 

最初の「滝」の印象は、「コンパクト」。決して小さいわけではない。むしろ大きい、が、川がすとんと落っこちたような無駄のない地形が遠くから見て何ともコンパクト。「いやあ、アメリカ人もえらいもんをこしらえたもんだ」とも思ったほど、自然の造形にしてはきっちりしすぎの感もある。自由の女神でも感じたが、フォトジェニックな滝。

霧の乙女号に乗船。ゴミ袋のようなポンチョを支給され被る。当然周囲も皆同じ姿、ここで、観光地で観光客を見て、漠然と感じていたもやもやしていた思いがすっと晴れた。そうだ、観光は「巡礼」なのだと。青い衣装の一団は新興カルト宗教集団のようだ、というか、そのものと言っても良い。霧の乙女号、「アメリカ滝」は綺麗に見えたが、メインの「カナダ滝」はひたすら水しぶきと、ビル風ならぬ「滝風」の苦行に耐えなければならない。巡礼も楽ではない。

 

霧の乙女号を降りて、滝へ向かって歩くが、滝の近くは水煙で常に霧雨の中にいるようだ。この日は80度近くまで気温が上がった晴天で気持ちよかった。

 

その後、2000種の蝶々の舞う植物園。ちょっとカラフルなだけで、害虫呼ばわりされる他の昆虫とは区別され特別待遇を受けているのは何かおかしい、などと思いつつ本来の「植物園」の趣旨を忘れて蝶々を鑑賞。

 

そんなこんなで1時過ぎからの4時間は、割合早く過ぎた。一度は行ってみるものだと思ったが、日帰りで丁度いいかなと感じた。周囲にはホテルが林立しているが、熱海の温泉街みたいで品がないし。

 

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