Y邸・S邸の設計について(A案)
同一敷地に親夫婦と娘世帯の家の設計です。2世帯の計画では、まず両家族の生活をどう関係させるかによって設計手法が変わってきます。1回目の打合せで、お互いの生活空間は、独立性を確保し1ヶ所のドアで行き来することを確認しました。
最初の提案では、2棟の家を渡り廊下でつなぐ案を提案しました。(図面右が親夫婦、左が娘家族)2棟にした理由ですが、将来的に親夫婦の住居を使わなくなったときに、賃貸や売却するといった場合に棟別に分かれていたほうが色々と選択の幅が広がるのと、さらにお互いの距離感も丁度いいのではと考えました。
外観は、いつもの通りですが、奇をてらわずにシンプルにあまりやり過ぎないよう注意し、年を重ねても馴染むような家にしました。プラン提案後の打合せで御施主さん皆さんの中で2棟案と1棟案で意見が分かれているということでしたので、1棟案も提案してその上で判断しましょうとなりました。B案に続きます。