S邸の設計について
大きな屋根が特徴的な住宅です。御施主さんの希望で、南面が開放的で大きな屋根が好みとお聞きし、このプランを提案させていただきました。
敷地面積が約570㎡で計画建物に対してかなりの余裕があり、南面大開口からの景色も重要なので植栽計画も十分な検討が必要です。
ただしあまり手入れの必要な庭は、NGなので自然な感じを生かした植栽計画が良いと考えます。
計画地は、スレート石の産地が近く予算的に可能であれば大きな屋根をスレート葺きにしたいと考えています。プランは、ほぼ正方形で大きな屋根の後ろに2階外部デッキがあります。
デッキの前面には、1階のランマ窓があり、正方形の中心部が暗くならないように配慮しました。居間、和室は南面に大開口を設け開放的に計画し台所、食事室の東側には、
小さな庭を配して緑を見ながら食事の支度や家族のだんらんを楽しめるように計画しました。