DC色々体験記 2003年12月
キューバ・カンクン・ダラス旅行(5泊6日)
3泊4日なんてあっという間。もう最終日。
しかし、特段の「観光」をしていないことに気付き、キューバ現代美術館及びハバナ大学を見物。美術館は最近完成したらしく、ハバナ旧市街には似つかわしくない最新の建物。とはいえ近くで見ると、ペンキの塗り方が荒かったりする。場所は革命博物館の隣。中央広場からも歩いていける便利な場所。
3階建ての建物は広く、数百点の現代美術がほどよい間隔で、時代順に飾られている。「有名作家」は殆どいない(知らないだけかも?)。作品を見て感じたのは、革命前の1950年代までは、美術作品も世界の潮流とシンクロしていること。勝手に名付けたが、「偽ピカソ」、「偽マティス」、「偽ブラック」など有名作家に影響を受けた(そっくりな)作風をしばしば見る。
これが革命後になるとちょっと変わってくる。顕著なのはチェ・ゲバラやカストロをそのままモチーフにした、日本の戦時中の戦意高揚作品みたいなのが出てくるところ。勿論それ以外の作品もあるけど、オブジェなど思い切った作品、大型の作品はなく、この分野のマーケットが余りないことが推察される。この美術館がこれを開拓する一手段なのかも。
現代美術ではないが、1800年代のハバナを紹介した当時のポスター、絵画などの展示は当時のハバナの繁栄を映し出していて興味深い。ミュージアムショップは品不足。絵はがきもほとんど無い。でも既に団体の観光客の定番ルートと化しているようで、今後はどんどん充実することだろう。
その後、ホテル近くのハバナ大学構内を歩き回る。授業前なのか多くの学生が建物の外で談笑している。大学の構内はどこも同じようなものだとの印象。唯一違うのは中庭に戦車が飾られている点くらいか。学生食堂とかに行ってみたかったけど時間が無くて有無すら確認できないままに断念。
11時半にホテルに迎えが来て空港へ。空港のロビーは1年前よりも店が増えていた。免税店も品揃えは充実。街中で買わなくても十分ここで間に合ったと感じたほど。
空路1時間カンクンへ。予約しておいたはずのホテルへ行くも、予約が入っていない!ホテルの受付の対応が悪かったこともあり、そのホテルは止め、その場でネットで安ホテルを予約。2つ星のホテルなので、ビーチもないしSpaもないが、1晩過ごすだけなので構わないだろうと。結果的には悪くない選択。付属のレストランは海沿いで雰囲気はいいし、小さいながらプールもある。ゆっくり食事(写真はタルタルステーキ)をして早く寝る。