2003 月ツーリング報告
日時 平成15年8月10日(日)台風一過の快晴
コース 高坂PA 〜 赤城山(大沼) 〜 沼田街道 〜 金精峠 〜 足尾 〜 大間々 〜
伊勢崎IC 〜 高坂PA
参加者
(敬称略)
武信(H.VF750マグナ) 宮坂 (HD.FXSTC)  堀田(Y.XJR1300) 羽田(BMW 1150RT)
熊谷 (H.XL1000V)  田中(Y.XV1700)  近藤(BMW 1150RT)  酒井(HD.FXDL)
土屋(H.V45マグナ)  小池(HD.FXSTS)
走行距離 503Km(横浜起点)
 今夏は戦後3番目の冷夏だとか。8月の天候を振り返ってみて下さい、雨が多かったですよね、気象庁は予報を外しまくり。その中で定例の10日は台風一過のすばらしい天候に恵まれました。目的地は赤城山から戦場ヶ原。ここは過去に数度訪れていますが今回は初の右回り。集合地高坂SAには10名が集合、超久々参加の宮ちゃんはユーザー車検を通したばかりのハーレーで参加、とても10年を経たとは思えない輝きを放っておりました。

関越道を下りて赤城山への上り、路面はけっして良好とはいえませんが気持ちの良い道で高度を上げるにつれ増してゆく涼気は気持ちのよいものでしたね。金精峠を過ぎて戦場ヶ原への途中、本日の最後尾を固める堀田さんから小池君のリアタイヤの異常を知らせる送信が飛ぶ。新車のハーレーがパンクにみまわれました。小池君は途方にくれ、ただただ携帯で何処かに連絡していましたが、そこはマスツーリングの良さ、チームワークで何とかなりました。
今回は武さんが備えていた充填材で修理、私も以前は装備して使用したことはありませんでしたが見事なものですねえ、たちまちムックムクとリアタイヤを膨らませました。装備大切ですね。そうそう、支点部分の折れているクラッチレバーもちゃんと修理しておきましょう、小池君。整備も大切です。
 久々の好天で混雑するいろは坂をとろとろと下り、足尾、大間々から北関東自動車道へ。関越道に入ればやはり大渋滞、ソロソロとすり抜けていくと車両8〜9台が関連する事故でした。大怪我をしていないこととこの先の無事を祈りつつ我が走りを反省、反省。

 さて、堀田さんのニューマシンに関するレポートを以下に掲載してあります。堀田さんありがとうございました。国産車でもこのようなことがあるのですね。我々も常に愛車の点検を心がけましょう。  (熊谷)



←羽田さんの、まさに夏を思わせる、強いコントラストの中にも高原のすがすがしさを感じさせる素晴らしいショット。
↑'00年8月以来の戦場ヶ原です。
↑堀田さんのニューニューマシン 
ヤマハXJR1300


     2003年 XJR1300 のトラブル

 それは6月29日AM9時ごろでした。中央高速を河口湖方面に向かって、新車のXJR1300を快調に飛ばしてルンルン気分の時です。突如、左足のブーツとズボンに熱いものを感じました。ナンダ?と思い足元を見ると、謎の液体がベットリと付いています。さいわいにも河口湖インターの1Kmぐらい手前だったので、そのままスローペースで料金所にたどり着くと、今度はものすごい煙が湧き上がり、なにがなんだか訳がわからず、他の車が噴出しているものと思っていたらナント、その煙は我がバイクのエンジン廻りから噴出しているではありませんか。 あまりにも凄い煙を噴出しているため、周りの車は逃げるように離れて行きます。火災かと思われたのでしょう。慌ててエンジンを停め、なぜ煙が噴出したのか、頭の中はまっ白????状態でしたが、ふと、ブーツとズボンに付いた謎の液体の事を思い出し、触れてみるとオイルのようでした。気を落ち着けて、改めてオイルがどこから漏れたのか不思議に思いバイクを念入りに調べてみると、ナ、なんと!オイルクーラーとオイルホースを接続しているボルト4本がすべて緩み、オイルホースがハズレそうな状態になっているではありませんか。その為、走っている時に噴出したオイルが、エンジン、ブーツ、ズボン、サイドバックにまで飛び、エンジンに付着したオイルが熱せられて物凄い煙を噴出した事が判明。すぐ近くのガソリンスタンドで、ボルトの締め付けをしてもらいオイルを補給したら、アレー0.5リッターも噴出していました。恐ろしい〜〜、もし走行中にタイヤに付着しスリップ転倒したら、又は火災になっていたらと思うとゾーッとしました。たぶん死か大怪我のどちらかだったでしょう。帰宅しすぐにヤマハサービスに連絡。ヤマハ本社工場で原因調査の結果、このボルトの接する部分の塗装が厚すぎて、振動により塗装が剥がれ、その結果、ボルトが緩むというトラブルで、この一件で2003年生産のXJR1300、1001台がすべてリコール対象になりました。僕が第1号で、誰も犠牲者が出なくて安心しました。

 僕のXJRは、初めからトラブルが有り
 1. ガソリンタンクのエアー詰まりにより、すぐにエンスト
 2. エンジンから、カンカンという異音発生
 3. 今回の大惨事?オイル噴出

以上の3点により、新車と交換してもらいました。 当然ですよネー〜〜(ヤマハでは、新車交換の前例が無いとのことですが!)
これを教訓に、ツーリングの前と、走った後には愛車の点検を心がけます。



             03年 XJR1300生産台数1001台のオーナーを、救った男    堀田