Bikers Club
SUBASA
2005.6
定例ツーリング報告
日時 平成17年6月12日(第2日曜日)晴れ
コース 談合坂PA―韮崎IC―信州峠―小海駅―麦草峠―白樺湖―美ヶ原高原―佐久IC
参加者
(敬称略)
武信(H.マグナ750)  堀田(Y.XJR1300)  羽田(BMW.R1150RT)  熊谷(H.XL1000V)
田中(Y.XV1700)  近藤(BMW.R1200RT)  小池(マツダ・デミオ1300)
小林(BMW.R1150R) 額賀(H.CB1300B.D)
ゲスト 八木(S.GSX1100S刀)  沼田(Y.YZF.R1)
走行距離 556キロ(横浜起点)
 数日前に気象庁から梅雨入り宣言が発表になったばかり。雨天が続き、前日の午前まではほとんどのメンバーがこの日をあきらめていたのではないだろうか。談合坂を5時半に出発ということで、真っ暗な中、自宅を出られた方も多いことだろう。武さんは「ツーリングはこうでなくてはいけない。」とご満悦の表情で到着(ほとんどのメンバーは既に到着していたが)。話が盛り上がり、予定を10分オーバーで発つ。
さて、当日は絶好のツーリング日和とともに、素晴らしい僥倖を享受することとなったのだがそれは後ほど。まず目立ったのが『近藤親分またまた新車、BMW R1200RT』だ。次々とメンバーが集結してくる。久々参加の八木先生の刀はフロント周りが研がれている。前傾マシン沼田さんもいる。ヘッドライトの割れ穴をビニルテープで補修し、ドアの色がボディと微妙に違うマツダなんとかという車での参加は小池君、なんでもハーレーはドック入りとのことだが背中のシンボルマークとヘルメットはちゃんと装備してきている。心掛けはたいへんヨーシ。しかし堀田さんの無線をはじめ、田中さんから貸与された無線機による自身の声などの情報を総合すると、信州のあの美しいワインディングでの走りはどうも極悪だったらしい。本人も「ドリフトでまわったコーナーもありますよ。」だとか「抜いたらパッシングの嵐でした」なんて言っとったが、ほどほどにしないとあらぬ方向でツバサマークを全国区にしかねないぞ。でも小池君、その車妙に君にあっているよ。水牛の角でも取り付ければ完璧だろうが、その時はもそっと車間距離を開けてくれることを願う。
我々に訪れた僥倖とは、突然出現した「水平環」「環水平アーク」だった。「環水平アーク」とは5000〜8000メートルの高い上空にできた雲の氷の結晶に、太陽の光が乱反射して起こる現象で、彩雲とも呼ばれる雲の一種。全国的にも年に数回しか観測されない珍しい現象だという。実に実に美しい。 これをまあなんと、ここ『美ヶ原高原美術館』で観ることができるなんて!!!。自然の中に佇むオブジェ群も一瞬光を失い、新設されていた発電用風車も回転を止める(ウソです。)ほどの天からのプレゼントである。
 小海で帰路についた八木君は見ることが出来ただろうか。霧ケ峰で別れた小池はメットかぶってニタニタ、ブイブイしながら前車をツツいているだろうからそれどころではないだろう。今回参加できなかった方々には、羽田さんのナイスショットで雰囲気だけでも味わってもらおう。
 美ヶ原から長い下り道を経て佐久インターから高速に乗る。お約束のフリー走行タイムだが、しばらく行くとR1200RTがハザードを出して停車しておりさらに数台がその前方にいた。
 無線で状況を確認するとナント『近藤親分の昼休み』であった。
 このころには気温も30度近くまで上昇しているのではと思えるほど暑くなり、「今日の好天は、自分の日頃の善行のおかげだ」と勝手に思い込んでいるであろう車で混み合う関越道は、高原に備えた冬装備とあいまって決して快適とはいい難いが、今日一日を振り返れば十分許容できよう。
彼方の山の頂きの上に、虹色に輝いているのだが、見えるかなあ。

 それにしても今日の幸運、何かにチャレンジしてみる価値は十分ありそうだ。ロトやトト、宝クジならぜったいに“買い”だぜ、額チャン。
田中さん、コースプランありがとうございました。  (熊谷)