Bikers Club
 TSUBASA


2006.10
定例ツーリング報告

日 時 平成18年10月8〜9日(第2土日曜日)
コース 守谷SA − 阿武隈洞 − 鷲倉温泉 − 会津若松市 − 白川IC
参加者
(敬称略)
武信(H.VF750) 荒木(H.GL1800)福島迄
熊谷(BMW.R1150GS) 羽田(BMW.R1150RT)
田中(Y.XV1700) 土屋(H.MAGUNA750)
小林(BMW.R1200S) 額賀(H.CB1300BRD)
吉浜(BMW.R1150R) Mr.ガンメタ (Y.XJR1300)
渡辺(H.GB400)
ゲスト
福永(Y.XJR1300) 藤木(Y.XV1100)福島迄
走行距離 898キロ(横浜起点)

 秋、台風崩れの超低気圧が吹き荒れた後は台風一過でこのような天気となるはずであった。
 『このころは東京の空も田舎のように深く見える。こういう空の下に生きていると思うだけでも頭は明確する。その上、野に出れば申し分はない。気が暢び暢びして魂が大空ほどの大きさになる。それでいて身体総体が緊ってくる。だらしのない春の長閑さとは違う。』(三四郎より)
 安部総理の誕生、ディープインパクトの海外勝負、夏に続く国体野球でのハンカチ王子などは、おいといて本場のホントの高い空を見たかったのだが、・・・・
 常磐守谷SA8:00に向かう道は事故でいきなりの大渋滞。料金所でも前に進むことが出来ずにゲートの中で立ち止まっている状態。いつも気をもたせるバーは垂直に跳ね上がりっぱなしでボルカブレ・ヌカちゃん御自慢のETCはその威力を示すことは出来なかったがそれでも料金は同じだ。ムカツク
 今日は一泊で福島へ向かう。守谷PAにはゲストのお二人、そして久々参加のベテラン、カーペンツッチー(土屋)さんの顔が見える。バイクは着実に腐朽への道をばく進しているが外観とは別にそのメカニズム、そしてなによりライダーは益々過激に元気で若々しくあります。片ハンバルタン星人(小林君)はシートストッパーに荷をつけている。BMW突進児ではこの場所しかないであろう。ホンダGB40のナベちゃん(ナベちゃんが跨いでいるとこのくらいに見える)の背中には超アバウトに取り付けられた真新しいツバサマークが輝きひらめいている。
 前述の渋滞により時間ギリギリでメンバーが集まって来るがミスターガンメッタが来ない。さて出発予定を若干過ぎて携帯に着信あり、その人であった。7時半に起床したとのことで阿武隈洞に直行するという。
 太平洋を右にかいま見て淡々と北上する久々の常磐道は気持ちがいい。関越、東名とははっきり違う。なによりも読字からして難しいではないか。いわき勿来(なこそ)ICで下りる。(この読み、現地で忘れちゃって武アニイに確認した。)
 遠景の少ない福島の道すがら、目に付く古殿八幡神社の流鏑馬のノボリを見ながら進むと道に面した厩に繋がれた馬とハッキリと目が合った!?
 勇壮さは鎌倉で実見しているが、こちらの馬はよりスレンダーで美しい。なんたってその牝馬(マチガイナイ)の目がいいもの。
 昼食はお勧めのラーメン“伽羅”で。なるほど味も量もなかなかである。田中さんのカオでアイスコーヒーがサービスとなる。
 日帰り行のアラーキーさんはここで変針することとなった。
阿武隈洞では後発のガンメッタさんがすでに到着しており、手を振って迎えていた。気の遠くなるほど無限の時間を経た自然の創り出す造形は見事である。内部は冒険コースも設定されているが、特質上、ウエストサイズに制限があることは事前の調査で承知している。全員必然的に(吉サン除く)一般コースを行く。簡単には川口隊長にはなれないということだ。内部のその神秘さに驚きながらも小生の関心は見事に配置してある見学通路の“ステンレス製階段”にあった。1b作るのにコストはいくらかかったのだろう、俗人の考えることはアサハカ極まりないのである。
 その先、お祭りのため迂回させられた旧道で思いがけぬ古城址に邂逅する。城廻のオーソリティ吉さんもここは初めてのようだ。
 “福島”にどっぷりと浸かりながら先を急ぐ。給油しながら安達太良山を眺める。「あれが阿多田良山、あの光るのが阿武隈川」智恵子の見た“ホントの空”はそこだけの雲に覆われた稜線とともに見ることが出来なかった。
 “道の駅つちゆ”では前回ゲスト参加のご夫婦と出会う。その話によれば磐梯吾妻スカイラインは強風で通行止めとのこと。時間の押していることと空模様を踏まえてこのまま宿に向かうこととする。
小生と銀ヤンマ(羽田)さんは買出しをしてから宿に向かうが、途中タヌキにだまされながら磐梯朝日国立公園の暮れ行ったのを十分確認して到着することとなってしまった。
 さて、宿に着けば楽しみなのは温泉である。旅館の風呂に続く廊下を辿っていくと途中の休憩場所のソファーに油帷子と○ン○が不自然に二枚ずつ脱ぎすててある。 ?な想いを引きずりながら順路に沿って屋外に出てスノコを踏んで少し行くと普通の脱衣場が現れた。どうもヨッシーさんとヌカちゃんはストリーキングをやっちまったらしい。当然往復である。
 カラオケはなかったが楽しい食事に引き続きタバコ部屋(武兄とバルタン星人とボルカブレ・ヌカちゃんの部屋)で夜が更けるまでバイク談義に耽る。カーペンツッチーさんの敬虔新たかな銀杏、ご馳走様でした。おいしかったです。
 早朝、焼酎漬けの身体を運んで外に出ると紅葉はまだ始まったばかりであった。全山が暖色につつまれるのは来月か。
 雲が多く快晴とまでは行かないが良い天気である。磐梯吾妻レイクライン、磐梯山ゴールドライン、五色沼から磐梯山を見ながら会津若松市に入る。秋の日の落ちるのは早い。
紙面も残り少ないのでかなり端折って
・昼の喜多方ラーメン館⇒GOOD
・白虎隊の飯盛山⇒さわりだけ(階段にビビル)
・大内宿、4キロもの渋滞⇒無念、パス
・塔のへつり、思ったほどではなかった⇒が、ここの栗饅頭は美味しかった。
・人のいない羽鳥ダム⇒人の気配もない。
そして白川ICから蓮田SAで解散するときには日はすでに落ちていた。
 今回もとても良いコースであった。あらためてパスしたところを見ながら逆に辿ってみるのも楽しいのではないかと感じた次第である。
皆さん、お疲れ様でした。(了)熊谷