Bikers Club
 TSUBASA


2006.12
定例ツーリング報告

日 時 平成18年12月10日(第2日曜日)
コース 養老渓谷「ごりやくの湯」−海ホタル
参加者
(敬称略)
武信(H.VF750) 荒木(H.GL1800)牛久迄
熊谷(BMW.R1150GS) 羽田(BMW.R1150RT)
田中(Y.XV1700) 近藤(BMW.R1200RT)
鈴木(S.GSX750) 小池(HD.FXST)
額賀(Y.SERROW250) 沼田(Y.YZFR1)
吉浜(BMW.R1150R) Mr.ガンメタ (Y.XJR1300)
内田(BMW.R1150RT)
ゲスト
藤井(K.ZRX1100) ユッキー(K.ZRX1200S)
走行距離 217キロ(横浜起点)

 師走12月、もうまもなく今年も終わりです。早いですねえ、早すぎます。公私共々何かと慌しいこの季節、何よりしてはいけないのが酒気帯び運転、気を引き締めて無事に年を越し素晴らしい新年を迎えようではありませんか。
 さて急に寒さがきびしくなってきた12月は、近場の温泉でということで千葉に向かった。場所は養老渓谷の滝見苑けんこう村「ごりやくの湯」。房総半島中心から少し下がってやや外房よりのところだ。千葉へのルートは東京湾を迂回するルートと、フェリーを利用するルートがあるが、神奈川組は後者を採り、早朝の久里浜フェリーターミナルには4人が集まった。前回に引き続いて参加してくれたゲスト、ユッキーは乗船時間ギリギリに到着する。なんでもいつもお世話になっている人のために早朝からひと仕事を終えてきたそうな。エライ!
 ガラガラのフェリーから金谷に降り立ち、保田から鴨川につながる長狭街道は完全マイウェイ。30分は停まることなく走ったろうか。海岸線から内陸に入った千葉の道は、起伏、ワインディング、直線が少なく道幅もけして広くはないが、棚田をかすめるように抜ける田園と里山のやさしげな雰囲気がとても心地よい。
 外房の海沿いから県道81号に入る。たった今焼き付けたばかりのようなまぶしいばかりの白いセンターラインかとおもえば、いきなり荒れた林道のようになったりして変化に富んでいる。
 この道は渓流に沿っており、思いもかけぬ素晴らしい紅葉が楽しむことができた。ほとんど
が黄葉だが時折現れる真紅に目を奪われる。一眼が使えなかったギンヤンマさんが残念がる。さすがにこの季節、ここはと想う場所には必ず人がいる。
 時計を見ながら名刹、清澄寺(せいちょうじ)に寄り参詣する。写真は樹齢1200年を超える雨上がりの瑞々しい杉のご神木に、なんともいえぬ独自の姿勢でとても大切なことを祈願する湘南アカベコ君。何を祈願しているかって、それはここではちょっと言えない。
 いつもの東名マグドナルドから出発した東京組との合流点、即ち目的地まで数キロというところで無線にタケニイの声が断片的に入る。今度はボスコンドーの呼び掛けがハッキリと入り近くにいるとのこと。こちらが到着してから数分後、鳴動とともに田中さんを先頭に一群が度迫力で到着。アメリカ製Vツインの音がひときわ大きい。ゲスト藤井君もいる。しかし退っ引きならない用事でイグニションを切ることなく引き返す。気をつけて。
 ここ「ごりやくの湯」は真新しい施設だった。航路になっているのだろうか。岩肌を生かした露天風呂の直上を大型旅客機が時速30キロ(ボルカブレがそう言っていた。)で飛んでいる。
 湯は熱くて気持ちがいい。が、動線計画には一家言あり。食堂へ行く動線と配膳所が交差している。床暖房は特にホコリが舞いやすい。それと浴場前のロッカー。これが第三者の目には付くし、狭い上に女性、子供とも交差する。何よりその位置が考えさせられる。要するにストリーキングをやっちまいやすい配置になっちまっている。
 荒木さん、差し入れの銅鑼焼き、皆でいただきました。ご馳走様でした。
 文句ばっかり言っているのが一人いたが銘銘食事が終わり、出発前の記念撮影。
Mrガンメタが身を呈して三脚代わりに泥濘地に踏み込んでくれた。ありがとう。
 空はすっかり吹き払われ、一色になっている。山肌の紅葉に鳴動だけを残して出発、アクアラインに向かう。今日の風はどうだろうか。アクアラインでの強風は98年2月のツーリングで恐怖の体験をしている。
 工場群からの排煙は乾風に押し曲げられているが、電光掲示板は風速2bを表示しており海上はきわめて穏やかだった。海ホタルからはパステルカラーの水彩画のような東京のビル群が、手が届くような近さで蜃気楼のように穏やかな海面に浮いている。三浦半島上空は重そうな雲に覆われている。
 集合写真に楽しく手間取り、今日はここで解散。“笑点”には楽勝だ。

 では皆さん、忘年会でお会いしましょう。そして来年もよろしくお願いいたします。
 お疲れ様でした。(了)熊谷