Bikers Club TSUBASA  Establishment1992
2007.5.13
定例ツーリング報告
走行距離702km
(横浜起点)
コース 談合坂SA−岡谷IC−奈良井−開田高原−田の原天然高原
                      −権兵衛トンネル−高遠−諏訪IC
参加者
(敬称略)
羽田(BMW.R1150RT) 熊谷(BMW.R1150GS) 田中(Y.XV1700)
小林(BMW.R1200S) 沼田(Y.YZFR1) 吉浜(BMW.R1150R)
ガンメタ(Y.XJR1300) 内田(BMW.R1150RT) 渡辺(H.GB400)
ゲスト
福永(Y.XJR1300) 近藤(S.GSX1300R)  

撃のジェットコースター事故でした。あらためて金属疲労の怖さとメンテナンスの大切さを思い知らされました。当節、小生の筋骨疲労もどの程度進んでいるのか気になるところですがメンバー各位はいかがでしょうか。もっとも今から強化というのも無理な話でしょうからぶっ壊れないよう少しでも長持ちするようにだましだまし使う、そしてメタボリックアルツハイマーにならない。これしかありませんかね。
て♪〜木曽の御嶽山〜♪、素晴らしかったですね。ギンヤンマさんからの提案が3月、ウォーリアさんのプランニングにより最高の季節に最高のツーリングとなりました。6時の談合坂集合ですがこの時季この程度の早朝というのは“遠足前夜の子供症候群”にとっくに罹患している我々にとってはどうってことはないでしょう。お、ゲスト福永君がETC装備、ヨッシーさんと同じく純正二輪用で五人の諭吉が必要だそうです。
本日の天気予報は午後より快晴とのことで、総勢11名で出発します。
八ヶ岳PAで給油の後、S.GSX1300R(隼)が高速で飛んでゆく。車検を目前に控えたMrガンメタの浮気心がうずいてゲスト近藤さんの愛車に打ち跨っていました。直線的、圧倒的な加速力は見ていて気持ちがいい。こちらもつい右手が反応してしまい水平対抗に鞭打つ。ガンメタさん、ニックネーム改名の心配は無用、隼にもガンメタ色はあります。速度を落とせばバルタンさんとともに左手は腰!!そう、長時間のあのポジション結構きつい。
央高速道はいつもながら最高のロケーション、冠雪した南アルプスが見守る中でナベGBが大奮闘だ。単気筒のスリムなロケットカウルに巨体をもぐらせようとしながら(気持ちはわかるけど当然ムリ)でも良く走る。
岡谷ICで降りて“辰野町しだれ栗森林公園”を抜けるワインディングはゴルフ場のカート道のような雰囲気で小さなRの続く楽しい道に見えるが、ココでアクセルをオープンというところに排水溝の凹部が横切っているではないか、ニクイ。
央本線を跨いで探し当てた予定の県道254号線は4月の自然災害の復旧工事でナント9月まで通行止め。では国道19号まで迂回するのに、南下して復路に予定している権兵衛トンネルを行くか、国道153号線を北上して塩尻周りで行くか、折角なので初めての後者で国道19号を目指す。国道153号線はマンホールのレベル合わせをせずに舗装したばかりのようで、一定間隔で凹部があり、面白がって踏んでいたら無線機が宙ブラリンとなってしまった。「チョット点検するので先に行っていて。」と発信して停車。傍らをリッターマシンがブン!ブン!と通過していく。そりゃ一応は言ったものの(..) (;_;)/~~~・・・すると、本日の最後尾担当ギンヤンマさんが停車してくれた。
どのくらいだったろうか点検が終わり、二人とも初めての道を「気分のいい道だね」などと話しながらあとを追う。ウォーリアさんの「国道153号線は右カーブしているけど直進しているこっちの道の方がたぶん国道19号線に近いだろう。」などという断片的な電波をとらえながらこのへんかなとあたりをつけて進めばドンピシャリ。路肩で待っていてくれた。でもなんか少ないじゃん。中間5名が迷子となっている。道なりに松本方面に向かっちゃったらしい。携帯電話は?留守電になっちゃってんじゃーん。こっちは?ドライブモードだよダメじゃん、皆んなあ、携帯電話のセッティングよろしく頼むよ。
良井宿の木造橋を経て、昼食は王滝村“王滝食堂”で猪豚丼を食べる。これ美味でした。しかし突然の大量客にお姐さん舞い上がったか、小生とウッチ-さんの分がお盆から舞い上がって床にたたきつけてられてしまいチョットの間おあずけとなってしまった。
いよいよ“御嶽山、田の原天然公園”を目指して上りのワインディング、時々御嶽山が立ちはだかるように眼前に現れる。道両サイドには墓地墓石が次々と現れるようになり独特な雰囲気をかもし出す。夜の単独行はちょっと遠慮したい。御岳スキー場付近からは着火寸前のゆがんだセルロイドの下敷き(古!!)ような、カント無視のバンピーなワインディングが続く。
の原天然公園についてみれば完全に貸切り状態で、除雪されていないところは1b近い積雪が残ってはいるが、山はいよいよその個性を主張しだした木々の、数え切れないほどの種類の緑、その点描により笑っている。雪を見れば数人のオジ様はたちまち童心に戻る。
ここでひとときを過ごし、再びゆがんだセルロイドワインディングを、中央アルプスを観ながら下る。沿道は梅、山桜、山吹、コブシ、シバザクラ、ハナミズキなどが季節を凝縮して一気に花開いている。ホントいい季節だ。権兵衛トンネルを抜けると再び南アルプスが迎えてくれる。華やかだった時節が過ぎ、周囲の緑にすっかり飲み込まれて全然所在のハッキリしない高遠城址を過ぎる。いろいろなエピソードがある杖突峠の二階無料展望台から八ヶ岳連峰を観れば午後の大気でも嶺々はハッキリ確認することができとても気持ちがいい。
あここからいよいよエピローグ、高速走りだ。渋滞が大月あたりだけで済んでくれればという懸念は見事に霧消して順調、順調、また順調、R16の渋滞を嫌って向かった小仏トンネル付近の故障車による軽微な渋滞があったぐらい。今回の走行距離は小生702km(横浜発)(過日ウッチーさんはなんと950キロ/日を走っている。)で初の1日あたり700`超となった。そして疲労感はごくごく少ない。皆さんはいかがでしたか。道路事情の変遷と季節、天候の好コンディションの賜物でもあるが昔のマシンを合わせて考えるとなんともすごい時代になったものだ。「今回はどこへ行ってきたの?」「木曽の御嶽山に行ってきたよ。日帰りだよ」「ホント?」、「また〜!」、「何時に出たの」、驚いているのかあきれているのか定かでない顔を見る楽しみはもう少し続きそう。
また行きましょう。(了)熊谷