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WBC、興奮しましたね。荒川静香選手の金メダルに続き、日本の優勝、大変な盛り上がりでした。この勢いでサッカーワールドカップも、というのはちょっと欲張りでしょうか。それにしてもボブ デイビッドゥスンとかいう審判をはじめ、アメリカの勝利へのなりふりかまわぬ姿勢は嘲笑ものでした。 さて横浜の桜は満開桜から葉桜へと顔を変えて来、季節のスピードを感じる時期です。今回は2001年の4月以来、5年ぶりの“高遠の小彼岸桜”と“開通なった権兵衛トンネル”を目指します。 3月時点での開花予報は例年より早いということでしたが4月に入っ |
ての冷え込みで“大分遅れそう”と変化してきました。結果、高遠城址公園の桜はまったく咲いていませんでした。(桜ソフトはおいしかったです。)しかし途中羽田代表の案内で寄った実相寺の“神代桜”はちょうど満開で、やはり満開の水仙を露払い役に冠雪の峰峰を雄雄しく大空と対峙させている甲斐駒ケ岳との対照の妙は見事でした。1800年を越える樹齢は日本最古だそうです。ソメイヨシノが生まれるずっと前ですよね。山梨テレビの取材も行なわれていました。 |
話をチョット戻して、・・・今回は6:45の集合時間、早朝が気持ちのいい季節になりました。PA内はこの時間でもすでにかなり混雑しています。これから目的地に向かうであろうオジイチャマもオバアチャマもこの時間はまだまだ元気、前傾姿勢でPA内を縦横無尽に闊歩しています。通行規制があまり明確でないうえに歩行者も車両も開放感いっぱいの分、危険もいっぱいのわけで走行には十分な注意が必要です。ここで羽田代表と近藤親分が目ざとくBMWK1200GTの試乗車を見つけていました。小ぶりな車体ですが150馬力超、乗り出し価格は260万円を軽くオーバー、御両名ともあ |
の虫がうずいて触角をピクピクいわせていました。5月末に発売の予定ですがお二人には内緒にしておいて下さい。ここから中央高速道を約120キロで走行中に前を走る荒ー木ーさんが突然バンザイをしました。そうですあの両手を大きく頭上にかざすバンザイです。驚きました!実に気持ちよさそうでしたがオートクルーズ装置と優れたウインドプロテクション、高速安定性等が合わさってなせる技なので良い子(おじさん)たちはけしてマネをしないようにしましょう。 |
途中、予定のコースがダートであったため引き返したりしながら(本格的なダートはこの辺までこなければならなくなりました。)まったく咲いていない高遠城址公園に到着しました。全然咲いてもいないのに、もの好きな観光客が大型バスで続々と到着してきます。もちろん我々はその前にすでに到着しているわけです。花なんか咲いていなくたっていいんです。そのうちにゃ咲きます。楽しい昼食タイムがあるのです。シェフ荒ー木ーさんお稲荷さんとても美味しかったです。スッカリご馳走になりありがとうございます。積載能力を含むGOLDWING1800の総合性能にもあらためて感嘆です。 |
権兵衛トンネルは数本の複合トンネルでした。まだ生コンクリートの匂いが抜けきらないような真新しいそこは一昨年手ごわかった峠を思い出す間もなく通過してしまいます。R19号線から田中さんお薦めの岡谷ICへの道すがら(途中白黒パンダの乗組員が隠れていました)見下ろす諏訪湖が小さく見えます。ここでの気温が8度、そりゃ桜だって二度寝をしたくなるでしょう。ここからは諏訪PAで休憩後一気走りです。 |
今回もゲストの福ちゃんを含め12名となりました。マスツーリングをさらに楽しく安全に行なうためにここでおさらいしましょう。マスツーリングの走り方の基本は、『千鳥(ちどり)走行』です。これは二列縦隊で左右の列が車間距離の半分をずらして千鳥の配列になることからこう呼びます。ソロツーリングの場合、道の真ん中よりやや左側を走るのが普通ですが、多数のバイクが同じような走り方をすると、縦に長くなってしまいます。仮に10台のバイクがそれぞれに10bの車間距離を開けたとすると、先頭と最後尾の間は90bとなり、長くなりすぎて信号などで分断されることも多くなります。しかし、『千鳥走行』は、同じ車間距離を開けていても全体の列の長さを短くすることができます。また前のバイクを視認しやすいので全体の動きも把握しやすくなり前方のバイクがウインカーを点滅させたのをいち早く確認できる、前方のバイクに何かが起きても回避がしやすいなどの利点もあります。具体的な走り方は先頭がセンターライン寄りを走ると、2番目は路肩側を走ります。この時2番目のライダーは、斜め前方(1番目)のライダーのバックミラーに写る位置(前車のミラーにライダーのヘルメットが写る位置)を走ること、これが重要です。 |
なぜこの位置を走る必要があるのかというと、前方のライダーにとって、斜め後方の死角(白バイはここに入ります)を走られると不安であり、急なレーンチェンジなどの際にも危険だからです。そして3番目のライダーは、同様に2番目のライダーの死角に入らないように注意しながら、センターライン寄りを走ります。以上ですが道路事情により弾力的に対処しなければならないのは言うまでもありません。 二輪は四輪と違い、いくつかの力をバランスさせて安定しています。これを操るのが風を切ることとともに楽しさの原点かもしれません。予測不可能な外力によりこれを崩すようなことは即転倒に繋がることは自明の理。絶対に避けなくてはなりません。 |
ツバサワッペンを高橋さん、沼田さん、中本さんが入手しました。湘南鈴木君手配をありがとう。皆さん一様に気に入っていただいたようです。注目は、あのスパルタンなマシンYZFにうちまたがる沼サンの背中の“前傾したMissツバサ”どう映るのでしょうか。小池君もなにやら画策しているそうな、皆さんのお披露目が楽しみです。 本稿は5月に入ってから書いています。遅怠をお詫びします。それにしても月日の流れがホントに速いです。(了) |