アート都市/縦断 アートの発見
アートという装置が、建築と都市の中でどのように機能しているかについて、さまざまな角度から考える連載評論です。内容的に独立した各章はおおむね4節から構成されます。 宮崎克己のサイト

編集&発行:碧空通信
最 新   第3章 大震災の遺したもの(1)エポックとしての関東大震災 関東大震災は、日本の社会・都市・文化やヴィジュアル・アートの分野でどのような節目をつくったのだろうか。写真、絵画、コレクションなどを考える。      アートの発見・トップ

目次

第1章 記憶の中のランドマーク〜東京タワーは美しいか? (2011.8.31-9.23)
1.塔への身体的反応
2.テレビの自己イメージとしての東京タワー
3.ヒューマン・スケールの時間
4.ランドマークとしてのアート

第2章 日本にやって来た西洋〜その分布の変位 (2011.9.30-10.21 )
1.西洋文化は日本を席巻したか?
2.都市における棲み分け
3.西洋絵画を受け入れる条件
4.西洋の偏在/近代の偏在

第3章 大震災の遺したもの (2012.9.1-2013.5.5 )
1.エポックとしての関東大震災
2.東京の色が変わった
3.復興のモニュメントあるいはスクラッチ・タイル
4.記憶・再生装置としてのミュージアム

   
最 新 第3章 大震災の遺したもの(2)東京の色が変わった 明治の東京は濃厚な煉瓦色を主調色としていたが、大震災とともに煉瓦色は過去のものとなった。以後、淡褐色系のあいまいな中間色が東京の色になった。
最 新 第3章 大震災の遺したもの(3)復興のモニュメントあるいはスクラッチ・タイル 東京のいくつかの大学の建築にしばしば見られる外壁のスクラッチ・タイルには、関東大震災からの復興の時期を喚起させるものがある。
最 新 第3章 大震災の遺したもの(4)記憶・再生装置としてのミュージアム 東日本大震災のために、モニュメントあるいは記憶・再生装置としてのミュージアムをつくらなくてはならない。
                           
完結 Iwasaki-tei 第2章 日本にやって来た西洋〜その分布の変位 「西洋文化は日本を席巻したか」という問を考える。現代日本をおおっているのは、「西洋」というよりも「近代」である、というひとつの答を提起する。
完結    第1章 記憶の中のランドマーク〜東京タワーは美しいか? ランドマークとしての東京タワーは、都市空間における目印であるだけでなく、数十年という私たちの時間を測る目印となってきた。そのようなあり方は、「アート」に似ている。